歴史小説・恋愛小説・推理小説・ミステリー小説・現代小説・純文学など、読書好きで小説ファンのわたしが、最近話題の本やこれまでに読んだ本のあらすじや感想、書評、そして、面白いおすすめ小説を紹介しています。 特に、ここに『 おすすめ小説 』として紹介した作品は、わたしが読んだ外国の小説家の本の中から、『 感動した小説 』や『 おもしろい小説 』 などを管理人の独断と偏見で選び、各々にあらすじや感想、書評を記載して一覧にしたもので、これからも随時更新していく予定です。 |
★ シンプル・プラン スコット・B・スミスさんの作品 おすすめ度 |
現代社会に潜む欲望と人間の心理をリアルに描いたスリラー小説です。 それは、ある雪の日の夕方の出来事であった。 最も冷静で賢かったはずの男が、大金という欲望に負け、己れを見失い狂気に走ってしまう。 |
★ ハンニバル トマス ハリスさんの作品 おすすめ度 |
『羊たちの沈黙』の続編作品です。 前作 『羊たちの沈黙 』で、逃亡して自由の身になった怪物、ハンニバル・レクター。 教養も知性も兼ね備えつつも、猟奇的な怪物であるレクターがスターリングに寄せる愛情とのギャップに、どことなく切ない気持ちを感じずにはいられません。 |
★ ダ・ヴィンチ・コード ダン・ブラウンさんの作品 おすすめ度 |
殺人ミステリーの醍醐味と、知的で明快なスリラーを見事に創造した小説です。 閉館後の静寂に包まれたルーブル美術館で起きた殺人事件をきっかけに、明るみに出た不吉な筋書き。 著者ブラウン氏の解釈の真偽については賛否両論がありますが、その推測のなかにこそ、本書のおもしろさがあると思います。 |
★ 法律事務所 ジョン・グリシャムさんの作品 おすすめ度 |
エリート青年弁護士を追い詰める黒い罠、スリル満点のサスペンス小説です。 苦学の末、ハーバード大学ロースクールをトップで卒業した野心満々の主人公・ミッチ。彼が就職したテネシー州メンフィスの名門法律事務所は、過酷な労働の対価として、超破格の待遇を用意する。 主人公を追い詰めるマフィアやFBIから逃走するというスリリングな展開と、主人公が絶体絶命の危機を知恵と駆け引き、そして決断力の早さで乗りきっていくところが圧巻でした。 |
★ アルジャーノンに花束を ダニエル・キイスさんの作品 おすすめ度 |
生まれながらに幼児知能しかない主人公が、知能増強手術を受けて超天才に変貌するが、次第にその知能も後退していく物語で、感動のSF小説です。 32歳でIQ68のパン屋の店員チャーリイは生まれながらの知的障害者である。 作者が、「思いやりなき知性は無意味である」と語っているように、どんなに高い知能があったとしても、他人への思いやりの心を失ってしまっては、人としてその存在自身が無意味である事に気付かされました。 |
★ ペリカン文書 ジョン・グリシャムさんの作品 おすすめ度 |
ロースクールで学ぶ女子大生を主人公にした、巨大な国家的陰謀とその戦いを描いた推理サスペンス小説です。 ニューオーリンズのロースクールで学ぶ美しく、聡明な女子大生ダービー・ショウ。 彼女が推理した「ペリカン文書」によって解き明かされていく衝撃の事実と物語の展開の面白さ、そして、アメリカという大国の恐ろしさとその抱えている問題が伝わってくる作品でした。 |