このサイトの管理人、健太郎と申します。妻と子どもが一人います。読書が唯一の趣味で、少なくとも毎週一冊は小説を読んでいます。外出のときなどでも読みかけの本が手放せず、たまに持ってくるのを忘れると続きが読みたくて我慢できなくなり、近くの書店でまた同じ本を買ってしまうというほど、読書の中毒状態になっている毎日です。こんな読書好きのわたしが、皆さんにも小説の魅力を知ってもらいたくて、このホームページを開設しました。
わたしが小説を読むきっかけとなったのは、小学校の4年生ぐらいの頃でした。それまでは、たまに漫画本を読む程度で、草野球が大好きな少年でした。ある日、隣の友達の家に遊びに行っていた時、本棚に並んでいる一冊の本に興味を示しました。それは江戸川乱歩さんの『怪人二十面相』でした。わたしは何気なくページをめくっていたつもりでしたが、いつしか江戸川乱歩の世界に入り込み、なかなか帰ろうとしないわたしを見かねた友達のお母さんがその本を貸してくれました。それから数日間で全シリーズを読み終わる頃には、すっかり推理小説の魅力にはまっていました。
現代小説との出会いは、有吉佐和子さんの『複合汚染』でした。これは就職して間もない時、職場の先輩が薦めてくれた本です。
それまでは、夏樹静子さんや黒岩重吾さん等の推理小説やミステリー小説が好きで、想像を膨らませ、ドキドキ、ワクワクする感じがたまらなく快感でした。しかし、この本との出会いにより、現実の世界の現象に強い疑いの目が芽生えたことを今でも覚えています。
そして、今日の工業生産中心の社会が、自然や生活、健康を汚染している現状を危機感を持ってここまで強く訴えかけている小説を読んだのはこれが初めてでした。
わたしは、これまでの自分の思考や情報がいかに脆弱で頼りのないものだったのかと思い知らされました。
それからは、有吉佐和子さんや山崎豊子さん、三浦綾子さん、櫻井よしこさん、松本清張さん、井上靖さん等を中心とした現代小説や、司馬遼太郎さんや吉川栄治さん、永井路子さん等を中心とした歴史小説を読み漁り、それが自分の思考や情報の一助にもなっています。
活字離れが進み、本をまったく読まない方も増加していると云われる近年、一人でも多くの方が、このホームページをきっかけに小説に興味を持って頂けたら嬉しく思います。
このサイトは、「小説に興味がある方」、「読書は好きだけど、どんな本を読もうか迷っている方」、「本はあまり読まないけど、おもしろい本があれば読んでみたい方」などの小説初心者の方を対象にしています。
ここに "おすすめ小説" として紹介した作品は、わたしが今までに読んだ約2,000冊の本の中から、"読んでためになる小説"、"おもしろい小説" などを、管理人の独断と偏見で選んで掲載したもので、これからも随時更新予定です。
わたしは、プロの小説家が執筆された作品を批判することはしたくないと思っています。また、残念ながらその技量もありません。
従って、そこは他の小説愛好家の皆さんのサイトにお任せして、ここでは、「この小説はこんな内容の本です」 と判る程度の簡単なあらすじ等を付け、また、わたしが特に印象に残った所や感想を書評としてコメントするに止めています。
小説愛好家の皆さんには物足らない内容とは思いますが、どうぞこのサイト趣旨をご理解頂きたくお願い申し上げます。
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